「処理能力」と「コスト」のバランスを実現FPF20-ST
FPF20-STとは?
コストパフォーマンスに優れた大気圧プラズマ装置
Tough Plasmaの特徴である「処理能力」を高いレベルで維持したまま、機能を絞ることで高いコストパフォーマンスを実現しました。
より量産でご利用いただきやすい製品となっております。
適用アプリケーション
ECU、電子基板、ガラス基板、セラミック基板、ACF、コネクタ、ディスプレイ、タッチパネル、バッテリーケース、バスバー、モーター、DC/DCコンバータ、EV/HEV用バッテリーの電極、セパレータ、レンズ、CF、ガラスウィンドウ、樹脂ガラス、エアバック、医療用メス、サンルーフ、ハンドル、各種センサ
高い処理能力でタクト短縮を実現
超高密度プラズマ処理によるタクト縮小
ハイエンドモデルのFPF20-GMの6割り程度の処理能力ですが、他社に比べ高い処理能力を維持しております。
処理能力はスピードが速いほど薄くなる傾向がありますが、速いスピードで処理を行っても高い効果が期待でき、タクトの短縮が実現できます。
処理不足品を見逃さない監視機能
異常があればすぐにストップ!処理不足品流出を防げます
あらゆる数値からプラズマ状態を監視し、異常があれば装置を停止させ品質の担保を行うことができます。
監視箇所
- 照射ガスの流れ
- プラズマ照射箇所の詰まり
- プラズマ発生時の電流状態
- 電力線の断線
低温処理
熱に弱い材料でも安心!
熱に弱い樹脂材料にも安心して照射頂けるよう、Tough Plasmaは熱の影響が少なくなるように設計しております。
熱可塑性樹脂や薄膜樹脂フィルムへも安心してご利用いただくことができます。
プラズマガス温度について
- プラズマガス温度はプラズマヘッドを固定し、照射し続けた時のサチュレート温度(最大温度)です
- 実際に使用する際は、お客様の工程に合わせ数百mm/sの速度で照射しますので、グラフの温度よりも非常に低くなります
生産ラインの自動化に貢献します
外部I/Oポートを準備
外部機器と接続できるI/Oポートにより、生産システムを構築しリモートコントロールが可能です。
高い屈曲性能を持つロボットケーブルを採用
複雑で速いロボットの動きにも対応しております。
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適用事例
ディスプレイ
自動車ディスプレイの大型化に伴いフレームとの接着面が減少し、少ない面積でより強い接着が求められている。接着面のみプラズマ処理を行い、接着強度を改善。
<材料>PC、Al、ガラス
モーター
モーター内部の電子基板は耐湿性、耐水性が必要のため高い機密性が要求されている。プラズマ処理により液体ガスケットのシール性を改善。
<材料>アルミダイカスト、PPS、PBT
ECU
ECUのシーリング材として使用される液状ガスケットは、塗布面に切削油が付着していると密着不良を起こす恐れがある。プラズマ処理によって油分を除去して密着性を改善。
<材料>Al
電子基板のコーティング前処理
汚染物が付着した箇所や凹凸部はコーティング不良を起こす恐れがある。プラズマ処理によって汚れを除去し、親水性を向上させることでコーティング不良を削減。
<材料>ガラエポ基板、ガラス基板、セラミック基板
バッテリーケース
軽量化のために金属から樹脂への置き換えが進み接着剤の採用が増加。プラズマ処理によりケースとセルの表面改質を行い、接着性を改善。
<材料>PPGF、変性PPE
コネクタの樹脂封止
金属端子に樹脂を流し込み一体成形を行うコネクタは、金属と樹脂の密着性が悪いと故障に繋がる。
プラズマ処理により、端子と樹脂の密着性を改善。
プラズマ処理により、端子と樹脂の密着性を改善。
<材料>SUS
仕様
先端ノズル | 幅広ノズル | 20mm,40mm |
---|---|---|
スポットノズル | φ5mm | |
プロセスガス | 流量 | 窒素:60L/min |
エアー:0.6L/min | ||
電源 | AC200V(50/60Hz) | |
規格認証 | - | |
消費電力 | 1,250W | |
寸法(L×W×H) | ヘッド | 89×80×273mm |
コントローラー | 405×473×1,220mm | |
質量 | ヘッド | 1.2kg |
コントローラー | 105kg | |
駆動電源 |
この材料で効果あるのかな?そんなお客様も安心!評価テストを行っています
評価テスト申し込みの流れ
1.評価テスト相談
ヒアリングシートを添付致しますので項目についてご確認ください。
2.ヒアリング
Web会議もしくはお電話にてヒアリングシートの項目についてご確認させていただきます。
3.評価テスト
FUJIの誇る評価チームがお客様のご要望に合わせた処理条件をご提案させて頂きます。
遠方・コロナでも安心郵送評価テストも行っています
1.パーツの郵送
評価を行いたいパーツをお送りください
2.評価テスト実施
FUJIにて評価テストを実施
3.レポートの送付
プラズマ評価結果をお客様へ送付