表面処理工程の「スピード」と「品質」を変えるFPF20-GM
FPF20-GMとは?
世界最高水準の処理能力を誇る大気圧プラズマ装置
超「スピード」のプラズマ処理でタクトの短縮に貢献。また、充実した自己監視機能により処理不足品を見逃さず「品質」の担保もしっかり行えます。
EUの安全規格であるCEマークやアメリカの安全規格であるMETの認証を取得しており、海外での使用も対応可能な製品です。
適用アプリケーション
樹脂バックドア、インストルメントパネル、バンパー、スポイラー、ECU、電子基板、セラミック基板、ACF、コネクタ、ディスプレイ、タッチパネル、バッテリーケース、バスバー、モーター、DC/DCコンバータ、EV/HEV用バッテリーの電極、セパレータ、レンズ、CF、ヘッドランプ、ガラスウィンドウ、樹脂ガラス、ウェザーストリップ、エアバック、医療用メス、サンルーフ、ハンドル、各種センサ
業界トップクラス 最大処理速度1,500mm/s
超高密度プラズマ処理による劇的なタクト縮小
FPF20-GMの最大の特徴であるシールドガスにより、プラズマ状態をキープしたまま照射可能です。
そのため、処理能力はスピードが速いほど薄くなる傾向がありますが、FPF20-GMは速いスピードで処理を行っても高い効果が期待できます。
処理不足品を見逃さない万全の監視機能
異常があればすぐにストップ!処理不足品流出を防げます
あらゆる数値からプラズマ状態を監視し、異常があれば装置を停止させ品質の担保を行うことができます。
監視箇所
- 照射ガスの流れ
- プラズマ照射箇所の詰まり
- プラズマ発生時の電流状態
- 電力線の断線
オプションにより下記機能も追加可能
- 放電監視機能
- プラズマガス温度測定
低温処理
熱に弱い材料でも安心!
熱に弱い樹脂材料にも安心して照射頂けるよう、Tough Plasmaは熱の影響が少なくなるように設計しております。
熱可塑性樹脂や薄膜樹脂フィルムへも安心してご利用いただくことができます。
プラズマガス温度について
- プラズマガス温度はプラズマヘッドを固定し、照射し続けた時のサチュレート温度(最大温度)です
- 実際に使用する際は、お客様の工程に合わせ数百mm/sの速度で照射しますので、グラフの温度よりも非常に低くなります
生産ラインの自動化に貢献します
外部I/Oポートを準備
外部機器と接続できるI/Oポートにより、生産システムを構築しリモートコントロールが可能です。
高い屈曲性能を持つロボットケーブルを採用
複雑で速いロボットの動きにも対応しております
製品に関するお問い合わせはこちら
適用事例
樹脂バックドア
自動車の軽量化により採用が増えている樹脂バックドア。
プラズマ処理を行うことで、主に難接着性のPP(ポリプロピレン)の接着性を改善。
プラズマ処理を行うことで、主に難接着性のPP(ポリプロピレン)の接着性を改善。
<材料>PP、PP-GF、ガラス
インストルメントパネル
成形樹脂の表面に合成表皮を貼り合わせる。またはその中間層に発泡ウレタンを注入する。難接着性の成形樹脂にプラズマ処理を行うことで接着性を改善。
<材料>PP、PPGF、TPO
ECU
ECUのシーリング材として使用される液状ガスケットは、塗布面に切削油が付着していると密着不良を起こす恐れがある。プラズマ処理によって油分を除去して密着性を改善。
<材料>Al
電子基板のコーティング前処理
汚染物が付着した箇所や凹凸部はコーティング不良を起こす恐れがある。プラズマ処理によって汚れを除去し、親水性を向上させることでコーティング不良を削減。
<材料>ガラエポ基板、ガラス基板、セラミック基板
バンパー
塗装の密着性や曲面形状、大型形状への均一な表面改質処理が求められる。プラズマ処理で塗装密着性と処理ムラを改善。
<材料>PP、PPGF、TPO
コネクタの樹脂封止
金属端子に樹脂を流し込み一体成形を行うコネクタは、金属と樹脂の密着性が悪いと故障に繋がる。
プラズマ処理により、端子と樹脂の密着性を改善。
プラズマ処理により、端子と樹脂の密着性を改善。
<材料>SUS
仕様
先端ノズル | 幅広ノズル | 20mm,30mm,40mm |
---|---|---|
スポットノズル | φ5mm | |
プロセスガス | 流量 | 窒素:60L/min |
エアー:30.6L/min | ||
電源 | AC200V(50/60Hz) | |
規格認証 | MET,CE | |
消費電力 | 1,800W | |
寸法(L×W×H) | ヘッド | 89×92×230mm |
コントローラー | 495×477×1,220mm | |
質量 | ヘッド | 1.5kg |
コントローラー | 110kg | |
駆動電源 |
この材料で効果あるのかな?そんなお客様も安心!評価テストを行っています
評価テスト申し込みの流れ
1.評価テスト相談
ヒアリングシートを添付致しますので項目についてご確認ください。
2.ヒアリング
Web会議もしくはお電話にてヒアリングシートの項目についてご確認させていただきます。
3.評価テスト
FUJIの誇る評価チームがお客様のご要望に合わせた処理条件をご提案させて頂きます。
遠方・コロナでも安心郵送評価テストも行っています
1.パーツの郵送
評価を行いたいパーツをお送りください
2.評価テスト実施
FUJIにて評価テストを実施
3.レポートの送付
プラズマ評価結果をお客様へ送付