プラズマ処理事例-金属編-【親水性と接着力の向上】
金属へのプラズマ処理
金属への大気圧プラズマ処理は、接着工程における密着性の向上や材料表面に付着した油分の洗浄工程に使用されています。
特に脱脂洗浄で除去しきれない切削油やプレス油などの微量の油分を分解・除去し、工業製品の製造品質を安定させるために広く活用されております。
効果が確認できた金属一覧
Al(ADC12、A5052、A6061、A2024)、SUS(301、304、316、430)、Ti、SPCC、ITO、Cu、亜鉛メッキ鋼板
Al(ADC12)へのプラズマ処理効果
プラズマ処理前後の接触角の変化
プラズマ処理前後の引張せん断強さ
SUS(304)へのプラズマ処理効果
プラズマ処理前後の接触角の変化
プラズマ処理前後の引張せん断強さ
油分洗浄にも使用されています
Al(ADC12)のFT-IR表面分析結果
未処理時に見られる切削油由来のスペクトル(C-H結合)がプラズマ処理後に無くなり、油分除去されていることが分かります。
大気圧プラズマ装置 Tough Plasmaによる油分洗浄は下記の理由でご利用頂いております。
Tough Plasmaを使用する理由
- 大気圧下でドライ洗浄が可能
- 洗浄したいところにピンポイント処理が可能
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評価テスト申し込みの流れ
1.評価テスト相談
ヒアリングシートを添付致しますので項目についてご確認ください。
2.ヒアリング
Web会議もしくはお電話にてヒアリングシートの項目についてご確認させていただきます。
3.評価テスト
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1.パーツの郵送
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2.評価テスト実施
FUJIにて評価テストを実施
3.レポートの送付
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